DiskWarrior Preview Help 日本語
DiskWarrior レポートで何をチェックしたらよいか...
再構築が終わると、DiskWarrior は DiskWarrior レポートを表示します。DiskWarrior がレポ ートを表示すると、ファイルの内容の比較の結果、発見された問題、修復された問題、DiskWarrior が推奨することが全て示されます。さらに発見、修復された問題についてを知りたい場合は、レポー トウインドウの詳細の部分を見ればわかります。ディレクトリの損傷に影響するファイルやフォルダ は赤色で示されます。プレビューディスクを検査する時に、これらのファイルやフォルダに十分注意 を払う必要があります。
プレビュー中に何をチェックするか...
DiskWarrior がプレビューディスクを表示すると、あたかも再構築した後のものが表示されてい るかのように、このディスクをチェックしたり、テストしたりすることができます。失ったファイル やフォルダが復元できているかどうかを確認することができます。また DiskWarrior レポートのリ ストの中にあるファイルやフォルダもチェックできます。
プレビューをクリックすると DiskWarrior プレビューが起動します。元(オリジナル)ディスク がマウントしている場合、DiskWarrior プレビューウインドウの左面には元(オリジナル)ディスク の内容が表示されます。DiskWarrior プレビューウインドウの右面にはプレビューディスクの内容 が表示されます。元(オリジナル)ディスクがマウントしていない場合は、DiskWarrior プレビュー ウインドウには、プレビューディスクしか表示されません。
図 5-1 デフォルトの DiskWarrior プレビューディスクアイコン:
図 5-2 DiskWarrior プレビューウインドウ:
それぞれの面の下側には選択された項目のアイコン、種類、容量、作成日、修正日が表示されま す。元(オリジナル)ディスクとプレビューディスクの間の項目の違いをチェックするためには、右 側の面にある「両方のディスクを同時に検索」チェックボックスを選択してください。
DiskWarrior はディスクのルートレベルに特殊フォルダを作ります。特に DiskWarrior がそれ らのフォルダの中に置いたファイルやフォルダに注意すべきでしょう。「救出された項目」という名 前のフォルダには、紛失したフォルダ内のファイルやフォルダ、またはディレクトリのアクセスでき ない場所にエントリがあるファイルが入っています。紛失したフォルダ内のファイルやフォルダがソ フトウェアパッケージの一部だとしたら、ディスクを再構築した後、正しい名前や位置にフォルダを 作成した方がいいでしょう。こうしたファイルを使用しているソフトウェアが正しく動作するよう に、ソフトウェアパッケージを再インストールする必要があるかもしれません。ディレクトリのアク セスできない場所にエントリがあるファイルは、損失したか、捨てられたのかもしれません。こう したファイルを調べ、損傷の規模を見極めなければなりません。また、そうしたファイルを捨てて しまうか判断しなければなりません。
「救出された項目」フォルダの中に「紛失したフォルダ」という名前のついたフォルダ がある場合があります。このフォルダの中には復元できなかったファイルがあります。 DiskWarrior が「損傷した項目」という名前のついたフォルダを作成した場合、このフ ォルダの中には復元されたファイルを待避させますが、問題が生じている場合もありま
す。問題が生じている場合もあります。例えば、ファイルのブロックが失われているた め、ファイルが部分的に切り取られていることがあります。いったん再構築が完了する と、こうしたファイルを救出できるかを判断する必要があります。
注意:プレビューディスクの中に修復したいものが見つからないという重大な問題がある場合 は、ディレクトリを再構築しないことをお勧めしております。失われた項目のディレクトリ情報は先 に同じ箇所で上書きされたり、あるいは削除されているため、DiskWarrior では復元できなかった のです。このような場合はディレクトリを置き換えてはいけません。復元されたファイルは新しいデ ィスクにコピーしてください。ディスクを専門のリカバリーサービス業者に送って、見つからないフ ァイルの復元を行う必要があるかもしれません。
ディスクのプレビュー中にまだ見つからないファイルがある場合は、DiskWarrior プレビューの プレビュードライブの検索機能を使うこともできます。Finder では「不可視」になっている項目も 探さなければならないことを記憶しておいてください。
DiskWarrior プレビューのウインドウを使って、可能な限り多くの項目をお持ちのディスクから 他のハードディスク、リムーバブルディスクなどにコピーすべきでしょう。左側の面にあるディスク ポップアップメニューからあなたがコピーしたいディスクを選択します。次に、あなたがコピーした いファイルを選択して、右側の面にあるコピー・ボタンをクリックして下さい。また DiskWarrior プレビューのウインドウからファイルをドラッグ・アンド・ドロップでコピー先に移動することもで きます。
ファイルをコピーするファイルの数やサイズやディスクのサイズによって、元(オリジナル)の ファイルを複数のディスクにコピーする必要がある場合もあります。あるいは、最後にバックアップ をとってから変更したもののような絶対に必要なファイルのみ、またはシステムやアプリケーション を再インストールするつもりであれば、データファイルのみをコピーします。どちらの場合にも、選 択したファイル全てをコピーするのは不可能でしょう。エラーダイアログが表示されたら「続行」を 選んで、選択したファイルの残りのコピー作業を続けてください。エラーが断続的に発生しているも ファイルのコピーができる場合は、スキップしたファイルを再びコピーすることもできるかもしれま せん。こうしておくと、リカバリーサービス業者が復元のために必要とする項目の数を最小限にで きます。プレビューディスクから別の媒体(別のハードディスクあるいは他のリムーバブル・メディア のような)にファイルをコピーしたい場合、左側の面のディスクポップアップメニューからメディアを 選びます。次にコピーしたいファイルを選択して、メディアにファイルをコピーするために右側の面 のコピーボタンをクリックしてください。ファイルをコピーし終ったら、ディスクポップアップメニ ュー横にある「取り出し」アイコンをクリックするか、Finder を使って、ディスクを取り出すこと ができます。
DiskWarrior プレビューウインドウを終了すると、DiskWarrior レポートウインドウに戻りま すので、「置き換え」または「キャンセル」を選択します。